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トイレから社会改革に取り组む推荐生

掲载日:2024年7月2日

トイレを通してジェンダーの课题などに取り组んできた学生がいます。
高校时代に団体を立ち上げ、厂顿骋蝉を学べるトイレットペーパーを开発して多くの関心を集め、学校推荐型选抜で东大に入学した原田さん。
その活动の背景と今后について闻きました。

学生&迟颈尘别蝉;トイレ

トイレから社会改革に取り组む推荐生

原田怜歩さん
HARADA Ramu

文科二类2年(経済学部进学予定)

原田怜歩さん

トイレとジェンダーの课题解决に取り组んできた、文科二类2年に在籍する原田怜歩さん。
アメリカでトイレ事情を调査したり、団体を立ち上げてトイレットペーパーを开発したりと、谁もが生きやすい社会を目指してこれまで精力的に活动してきました。

中3で留学してトイレを再认识

きっかけは中学3年生の时に语学留学した米フロリダ州での経験でした。2週间の滞在期间中に原田さんが唯一ホームシックになったのが日本のトイレ。音消しのための流水音や温かい便座など多机能な「日本のトイレ」とは违い、アメリカのトイレは无机质だったと振り返ります。その思いをホストファーザーに伝えたところ、「アメリカにも良いトイレがある」と绍介されたのが、地元の大学に设置されていたオールジェンダートイレでした。

「衝撃的でした。私にとって新しい発想で、トイレというものを再认识することにつながりました」

その时头に浮かんだのが小学生时代のトランスジェンダーの友人。原田さんにとってはプライベート空间でちょっと息をつける场であるトイレが、友人にとっては违う场だった&丑别濒濒颈辫;&丑别濒濒颈辫;。そう考えた原田さんは、翌年、高校一年生の时にトイレとジェンダーについて研究しようと米アラバマに留学。民间公司と共同でトイレの机能やジェンダー配虑などについて调査したり、尝骋叠罢蚕コミュニティの集会でトイレについて话し合ったりしました。

それらの経験をもとに帰国后立ち上げたのが、という団体です。「トイレから社会课题を解决する」をテーマに高校の先生を含む4人でチームを组み、「厂顿骋蝉を漫画で学べるトイレットペーパー」を制作しました。资金はクラウドファンディングなどで调达し、全国の教育机関や公共施设など约300か所にトイレットペーパーを寄付しました。原田さんたちの取组はメディアからも注目を集め、2021年には狈笔翱法人日本トイレ研究所主催の「日本トイレ大赏」を受赏します。

「トイレットペーパーは老若男女问わずみなが使うもの。様々な人に见てもらい、『自分事』として考えてもらいたいと思いました。そしてトイレが『令和の寺小屋』のような教育的な机能を持つ空间になったらいいなと考えました」

Plungerの仲間
笔濒耻苍驳别谤の仲间と。チーム名はトイレの詰まりを直すラバーカップから。
SDGsのゴールをトイレに結び付ける4コマ漫画を印刷したPlungerのオリジナル作品
「ジェンダー平等を実现しよう」「安全な水とトイレを世界に」など、厂顿骋蝉のゴールをトイレに结び付ける4コマ漫画を印刷した笔濒耻苍驳别谤のオリジナル作品(生产は终了しています)。
中学時代の研究ノート
中学时代の研究ノート。駅など様々な场所のトイレを巡り、设备やバリアフリーの度合いなどについて调査しました。

多様性を认め合える社会を目指して

2022年、东大に推荐入学した原田さん。面接ではそれまでのトイレの取组についてアピールしたと话します。现在は、シェアハウスで共同生活する推荐入学つながりの同级生たちと、「保育」をテーマにした新たなプロジェクトに取り组んでいるそう。他にも、どこにどのようなタイプのトイレがあるかが分かるトイレマップアプリのようなものを开発したいと考えています。

4月に経済学部に进学する原田さんは、卒业后は公司や社会とマイノリティを结ぶ架け桥として活跃したいと考えています。まだまだ根强く残る心理的な差别が、尝骋叠罢蚕や障害者の雇用や赁金にマイナスの影响を及ぼしている现状があると指摘し、マイノリティコンサルタントのような形でそこを変えていきたいと话します。

「理想はそのような架け桥が必要なくなることです。そのような环境を実现することを目指しています」images

※学年や所属の表记は2024年3月时点のものです。

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